様々な意思決定の支援をお仕事としている者が書いたブログです。お仕事やプライベートを通じて、気のついたこと、ハッとしたこと等を書き留めています。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

本日は、途中で仕事を切り上げて、同窓会イベントに参加。めったに聞くことができないヘッドハンターのお話です。普段お会いすることもないヘッドハンターという特殊なお仕事をしている人たちの価値観の一部をライブで聞くことができ、充実した1日を過ごすことができました。講演いただきました縄文アソシエイツの古田英明社長ありがとうございました。

古田さんの講演の中で印象に残ったところが3点。
①50歳になって初めてわかることがあるようです。
古田さんは、50歳にならないと考えられないことや気づかないことがあるとのこと。多分、古田さんだから、その50歳で見つけられたのであって、凡人なら一生気付かないこともあるのかなと思った次第。年の功をないがしろにしてはいけなく、聞く耳をもつように心がけるように思った次第。

②ヘッドハンターは転職したがっている人を求めない。
多くの資格を一生懸命集めても、ヘッドハンターは、興味を持たないとのこと。むしろ、今の仕事をどれだけ一生懸命取り組んでいるのかがポイント。彼の言葉でいうと、勉強する時間があれば、あと1本多くお客様に会うことを勧めています。何だか少し違和感がありましたが、よく考えるとその通りのような気がします。今の仕事を一生懸命できない人が新しい職場で、いい仕事ができる可能性が少ないという論理も頷けます。

③人の上に立つ心構えができているか。
この問いかけについて、私自身明確な答えを用意できませんでした。自分なりの考えを、言葉で表し伝えていく。一種の哲学的な考えを持たないと、人を動かすことができないのかなと解釈しました。論理だけでは人は動かない。このことは、もう少し勉強しようと動機付けられました。

ヘッドハンターの目の付け所は、表面に現れている部分ではなく、海面下にある、心と体の部分にあること。そして、その部分の大きさは簡単には大きくならず、日頃の努力が影響を与えるのかなと思った次第です。この話を聞いて安易な転職が一番危険と思いました。

【2006/02/08 23:55】 | 組織行動
トラックバック(1) |
先日、昔の上司と久しぶりに飲み会。この上司とは非常に相性がよく、私自身どんな言葉でも素直に受け止めることが出来るんですね。不思議なくらいに自分にも正直にお話することができます。また、相手側もいつもお前と会うと目うろこがあるといって褒めてくれます。彼には聞く耳があるんですね。本当に尊敬しています。直接的な仕事を離れても、つながりを持つことができることは、非常にうれしいことですね。

そこで指摘されたことが、自分の履歴についてです。今、自分の履歴について自信をもって人に話しをすることができるかという話題です。私は、この元上司と出会うまで、はっきりいって自分のやってきた仕事に十分な自信をもつことが出来なかったんですね。自信がなかったわけではないのですが、全力を出していなかった、別の言い方をすれば力を出し惜しみしていたのです。これをすれば、あとずっと面倒をみさせられるとか、損をするなど、会社の悪い噂話を真に受けて命いっぱいの努力をしなかったのです。

この上司とであって、自分でアクセルを床まで踏むことにチャレンジしようと動機付けてもらえたのです。そのことが今になって自信になっており、今でも感謝しています。

ところが、その彼から、「お前は今迷っている」と指摘されました。なぜなら、今から自分がどう歩んでいくのかという絵を描けていないからです。俺は、2~3年先こうしたい、この課題にチャレンジしたいという大きな目標をすぐに提示できなかったのです。そういえば、その言葉をよく指摘されたと思い出しました。

この言葉は、すごくうれしかったです。確かに自分は何かに迷っていると思っていました。すべてお見通しなことに驚くと共に、もう少し考えてみようと思った次第。自分の課題をすぐに話できないとはまだまだですね。修行が足りません。

【2006/02/03 23:53】 | 組織行動
トラックバック(0) |
本日の日経新聞の朝刊に「格差論争」について報道されていました。参議院予算委員会で、小泉首相は、「格差が出ることが悪いこととは思わない。どの時代にの成功する人、しない人はいる。負け組にチャンスをたくさん提供する社会が小泉改革の進む道。戦って敗れた負け組は褒められるべきで、むしろ闘おうとしない人が問題。」と発言しています。

この点に関して、全く同感です。努力もしないで、不平等というのは、全くお門違い。肝心なところは、どんな努力をしているのかがポイントで、勝ち組、負け組と見られるのは結果の問題。プロセスがないものに結果を問うても意味がないと考えます。自分は、どんなことで付加価値を付けられているのかを改めて考え、実行していくことが大切です。

国や地方公共団体は、個人が努力するプロセスが起こるような支援策を考えていくべきだと思います。弱者を支援しないというのではなく、チャンスの機会を平等に与えていくことが大切と思いました。

ライブドア事件以来、急に、改革一本やりでいいのかという議論が起こっているのにいささか疑問を感じた次第です。

【2006/02/02 23:32】 | 組織行動
トラックバック(0) |
以前に私の上司が盛んに述べていたをふと思い出しました。それは「仕事をさせていただく」という気持ちです。彼は仕事をしてやっているという気持ちで取り組んでいるうちは成長しないと述べていました。

私はこの指摘にすごく共感しました。今行っている仕事は偶然自分が担当しているのであって、ひょっとして来年は私以外のメンバーが行っているかもしれない、そう思うと何事もチャンスと考えることができます。そのチャンスを逃すともうやってこない。そんなことを考え毎日仕事に取り組んでいます。つまらない仕事でも、自分に何らかの価値があるかもしれない、そんな意欲が、自分を成長させる源泉だと。。。

ちっぽけなことですが、謙虚な気持ちを大切にしていきたいです。

【2006/02/01 23:57】 | 組織行動
トラックバック(0) |
コミュニケーション力って一体何だろう、そんなことを思って購入した書籍が、齋藤孝さん著作の「コミュニケーション力」です。以前に、子供向けの書籍「ガツンと一発」シリーズで読んだことのある作者だったので興味を持ちました。齋藤孝さんは、NHKの「にほんごであそぼ」の制作もなさっているんですね。いつも、子供がコニタンこと小錦の話をするのですが、この番組の大元の企画者だったとは後からしりました。この齋藤孝さんは、本当に頭がいいですね。教養も豊富で、わかり易いというのが印象的。さすが子供向けの作品を手がけているだけあってよく噛み砕かれていると思いました。

齋藤さんの定義では、コミュニケーション力とは「意味を的確につかみ、感情を理解し合う力」としています。コミュニケーションとは、意味や感情をやりとりする行為であり、この2つ軸で表現できるという。齋藤さんがコミュニケーション力を向上させるために、特に重要視している基本原則は
①目を見る
②微笑む
③頷く
④相槌をうつ
だそうです。

いずれの項目も、他の書籍、例えば、ロジャーフィッシャーさんとウィリアムユーリーさんのハーバード流交渉術や伊藤守さんの人を動かす10の法則で知ったことばかりですが、改めて読んでみて、自分には出来ていないことばかり。以前に取り上げた浜村淳さんは、この手の技術に長けているのでしょうね。対話する時に、もう少し意識をしないといけないと思った次第。

更に、もっと上手をいくためには、相手の癖を見抜くことだそうです。例えば、全く、理解していない状態で、いきなりぶしつけなことや皮肉などを言われるといたく傷ついてしまうが、そのような話し方の癖を持っている人だとわかってコミュニケーションをしていれば、さほど驚かなくてもいいという。要は、相手の言いたいことをよく理解し、自分の言葉で要約し、表現できるようになればいいのですが、そこに到達するまでの道のりが長ければ、挫折してしまう。また、入り口で理解を拒否してしまう。そんなことにならないように癖を見抜くのだと私なりに理解しました。

頭では分かっていてもなかなか実行できないのがこの種の対人スキル。自分のものとするためも、最初は、相手の述べていることを繰り返すことくらいから始めるとしましょうか。これを実行していくには本当に我慢が要ります。「なるほどそうだね」といって、自分の意見をグッと抑えながら、適時に、斬新な切り口でコメントしていく力を養いたいですね。

【2006/01/08 20:38】 | 組織行動
トラックバック(2) |


討?海
>一度決心したら死ぬ
>守ってあげたいって思うでショ
ロリコンの生い詁擦任后

コメントを閉じる▲
先月調査に回答した結果が正月に届いていたので、本日、昨年度の初回の調査結果と比較しながら分析結果を見ました。一言で言えば、「あなたのこころは健康です」という診断でした。自分では悩み事も多いのにと思っていても、客観的な定量調査では、そのように解析されてしまうんですね。日頃の行いやものの考え方が理想に近いなんて、思ってもみないコメントがついていました。

昨年と同じ傾向だったのが、チャレンジャブルな仕事への欲求が高いところ。他の項目に比べて著しく大きかったです。2年連続同じ傾向があるということは、本当に私は、そのような傾向があるのか、この調査がそのような結果が出る仕組みなのか、どちらかと思ってしまいます。いずれにしても、心の病の傾向がないというだけでも安心しました。

ただ、コメントの中に参考となる一口メモがありました。私にとって、耳の痛いコメントでありますが、真摯に受け止めて活かしたいですね。
******************
あなたの部下について、是非一度振り返っていただきたいことがあります。自分であれば過去の経験を活かしてなんとか出来てしまうと思える仕事でも、経験の少ない部下にとっては、やり甲斐や意欲よりも不安やプレッシャーが勝ってしまい、思うような結果が伴わず過重なストレスを被ってしまうことがあります。仕事の成果を重視することは言うまでもありませんが、一人一人の部下の成熟度や能力を踏まえた上で、仕事の面白さや働き甲斐を伝えながらきめ細かい指導育成を通じて、結果だけでなくプロセスにも関わるように心がけたいものです。
******************
部下の成熟度と能力を踏まえた指導というのは、頭では分かっていても実は難しいですね。動機付けさせることは特にです。常に、1ランクの上の視線で物事を見るように指導はしているものの、つい、これくらいのこともできないのかという論調になってしまい、いつもプレッシャーをかけているように思います。普段からのコミュニケーションを大切にして、誤解のないように努めたいと改めて思いました。

【2006/01/07 20:00】 | 組織行動
トラックバック(0) |
本年も残すところあと4日。なんだかんだといってあっという間に1年が経過してしまったイメージがあります。しかし、今年1年無事に働けたことに感謝したいと思います。

また、今年は、初めて部下を持った年だったので、張り切って毎月課題図書を出してしまいました。最初彼は、課題図書を出す度に、うれしいような、苦々しげな表情をしていましたが、次第に、前向きに変わってきたところが進歩です。彼にとってみれば、苦痛だったかもしれませんが、そこを超えると、味が分かってくると励ましています。最初3回は、レポート付きの特訓をしたので、戸惑ったでしょうね。愚痴を言わずに、ついてきているところを褒めてあげたいです。

私も、彼に課題を出すためには、もっとたくさんの選択肢を用意する必要があるので、自分に対するプレッシャーにもなり、励みになりました。将来、何年か経ってから、あの本を紹介してもらってよかったと言ってもらえれば、最高ですね。ちなみに、紹介した書籍は以下の通りです。皆さんも1冊でも手にとって見てその良さを理解していただけると幸いです。

****************************************
第10号 
企業参謀 (1985) 講談社文庫
大前 研一 (著)価格: ¥470 (税込)
推薦理由:戦略的な思考を身につけて欲しいため

第9号 
頭がいい人、悪い人の話し方 (2004) PHP新書
樋口 裕一 (著) 価格: ¥750 (税込)
推薦理由:人より少し賢く見える努力をして欲しいため

第8号 
計算力を強くする (2005) ブル-バックス
鍵本 聡 (著) 価格: ¥840 (税込)
推薦理由:計算機ではなく、人間的な計算ができるようになって欲しいため

第7号
問題解決プロフェッショナル「思考と技術」 (1997)
齋藤 嘉則 (著), グロービス 価格: ¥2,447 (税込)
推薦理由:問題解決する思考パターン、特に仮説思考を養って欲しいため

第6号
組織戦略の考え方―企業経営の健全性のために (2003) ちくま新書 沼上 幹 (著) 価格: ¥735 (税込)
推薦理由:キツネの権力にならないように努力して欲しいため

第5号 
小倉昌男 経営学 (1999)小倉 昌男 (著) 価格: ¥1,470 (税込)
推薦理由:有名な経営者の哲学を理解し、経営者目線で仕事をして欲しいため

第4号 
キャッシュフロー経営入門 (1998) 日経文庫
中沢 恵 (著), 池田 和明 (著) 価格: ¥872 (税込)
推薦理由:NPV計算とは何か、キャッシュフロー経営とは何かを学んで欲しいため

第3号
日本電産永守イズムの挑戦―すぐやる 必ずやる 出来るまでやる (2004) 日本経済新聞社 価格: ¥1,680 (税込)
推薦理由:すぐ、必ず、できるまでやる癖をつけて欲しいため

第2号 
トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして (1978)
大野 耐一 (著) 価格: ¥1,470 (税込)
推薦理由:トヨタ生産方式のすごさを理解し、実践して欲しいため。

第1号
やさしくわかる原価計算 入門ビジュアル・アカウンティング (1999) 都甲 和幸 (著), 白土 英成 (著) 価格: ¥1,575 (税込)
推薦理由:原価計算の基本を理解して欲しいため

【2005/12/27 23:57】 | 組織行動
トラックバック(0) |
関西の芸人として有名な浜村淳さんは、1935年生まれだそうで年齢がなんと70歳。その昔、私が小学校の時にありがとう浜村淳です、という番組をよく聞いていました。当時は、鈴木美智子さんとのコンビだったと記憶しています。その頃からずっと30年以上続いている番組なんて素晴らしい。朝日放送の道上洋三さんと並んで、朝では超お馴染みのラジオ番組です。二人ともこれだけ毎日続けられるなんて、本当に驚いてしまいます。

最近知ったのですが、この浜村淳さんが、よく使っている話術の中に、相槌があるそうです。彼が、駆け出しの頃につかっていた言葉は
へえ、なるほど
そんなもんですか
たしかに、たしかに
うわ、そりゃひどい
など、これらの言葉を覚えておいてそれを交互に打つだけでも違うそうです。そして、時々
それで、どうしたんですか
そりゃまた、なぜ、そんなことしたんですかねえ
などちょっとした質問を加えたり、
なるほど・・・・ですか
というように相手の言葉を繰り返したりすると一層理解していることをアピールできるとのことです。

彼の長年の司会や芸人生活で学んだ知恵なんでしょう。この話を聞いて、落語家や漫談家の使っている言葉とか、表現とかをもう少し学習したいと思うようになってきました。

【2005/12/25 23:51】 | 組織行動
トラックバック(0) |
子供と話をしていても、つい怒りたくなってしまうことが多い。私は、昔から感情がすぐに顔に出てしまうタイプで、相手に悟られることがしばしば。チームで勝負をするときには、こういった感情がプラスに働くことも多いですが、ビジネスをするときには、感情がコントロールできないとマイナスに働くことの方が多い。例えば、サプライヤーとの交渉をしていても、こちらの感情が見え見えになってしまうことは、手の内をばらしてしまうことに等しい。部下に指導をするときでも、説得力が欠けてしまうことも多い。この歳になっても、つい「怒り」を抑えることができず、感情をコントロールすることは難しいと思っています。

将棋の名将である羽生善治さんは、最近出版された「決断力」の中で、「感情のコントロールができることが実力につながる」と指摘しています。中学生で、プロ棋士になり、七大タイトルを独占したことで有名な羽生さんでさえも、感情をコントロールすることは難しいといっています。勝負の途中で諦めかけたことが相手に伝わってしまい、結果敗者になってしまうことがあるとのこと。この反省を受けて、彼は相手に不利だと見せること、やられたと思わせることは、実は、自分の実力を上げることだと考えています。

私が子供ともつい喧嘩をしてしまう姿を見て、家内は、「大人になれないね」と半ば呆れ顔。自分でも抑えようとしても、売り言葉に買い言葉になってしまうのです。自分は、どんな努力をすれば、この種の現象に大人化できるのか、よく考えてしまいます。

羽生さんは、この感情をコントロールするためにどのような努力をしているかといえば、勝負の結果を次の日に残さないようにしているとのこと。大局が終わったら、その日のうちに、勝因、敗因の結論を出すことにしているという。彼の実力は、日付をまたいで、前日までの感情を引きずらないこと、自分のよかったところ、悪かったところを当日中にリピートして完全に消化してしまうところが強さの秘訣かもしれません。実力を上げるには、こういった努力が必要なのでしょうね。

実は、感情の変動というのは心の不安からきているように思う。それは、自分に実力がないか、経験不足か、のケースが多いですが、いずれにしても、日頃のトレーニングに掛かっているように思います。昔に比べたら、かなり冷静になれるようになったと自分では思うのですが、家内に言わせて見ればまだまだのレベル。彼女に子供と言われないようにすることが、結局早道かもと思っています。

【2005/12/24 11:05】 | 組織行動
トラックバック(0) |
どんな時にも交渉はつきもの。サプライヤーから、物品を購入する場合の価格交渉、反対に顧客に納品する時の価格交渉、クレームが発生した時の交渉など、いろんな局面で交渉は行われます。今回の耐震構造偽装問題にしても、住民と建設会社で交渉がなされていくでしょう。

しかし、この交渉をうまく乗り切ろうとしても、どのようにすればいいのか、よく分かっていないことが多い。感覚的にいい悪いというのではなく、体系的にこのようにすればいいということが、学問的に確立されていればいいのにと思っていたら、いい書籍が見つかりました。それはハーバード大学ロースクール教授のロジャー・フィッシャーとハーバード大学交渉学研究所副所長のウィリアム・ユーリーが書いた「ハーバード流交渉術」です。

難航する問題が発生した場合でも以下の点に気を付けるといいと指摘しています。
①立場に捉われず、利害に焦点をあてること
②相手に自分は理解されていると思わせること
③客観的基準を打ち出すこと


①について、交渉における基本的な問題点は、表面に出た立場の衝突にあるのではなく、根底にある各当事者の要望、欲求、関心及び懸念の衝突にあることが多い。表向きの立場は、当人が達した結論であり、利害とは、結論を導き出した原因と考える。フィッシャーは、この利害に注目、立場が対立していても利害が対立しているとは限らないというのです。背後にある利害と綿密に検討すると、共通の利益が見つかる。立場ではなく、利害を追求していくことで、WIN-WINとなる選択肢を探しだせるのです。私もなるほどと思った次第です。

②については、交渉時に「聞く」ということが如何に大切であるかを示しています。相手の言い分をすべて言わせあげる、感情の爆発を受け止めてあげることだそうです。このよく聞くためのテクニックとして、相手が言ったことに十分な注意を払い、意味を十分かつ明確に説明してもらい、それでも不明確な点があればその考えを繰り返し、述べてもらうこと。例えば、「今まで言われたことを私なりにまとめさせていただきますと、あなたの見るところでは、事態は、・・・・・ということですね」といった確認をするといいという。相手の立場に立って、物事を考え、積極的な表現を使うところが重要だそうです。しかし、理解することと同意することは違うので、「なるほどあなたの言い分は筋が通っています。私なりに言い換えると・・・・といういうことになりますね。」といって、理解はするがそれに全く同意していないことを相手に伝えるようにするといいと指摘しています。更には「間違っていたら、教えてください。」と受け入れる態勢を示すとよいという。ポイントは、相手を理解し自分なりに表現することなんだと思いました。

③については、立場の駆引きで解決しようとすると時間が掛かってしまうだけで、解決には至らないケースが多いとのこと。これに対して、私意から独立した基準をつくることが重要と述べています。これに有効な策としては、フィッシャーの言葉でいうと「一人がケーキを切り、もう一方が選ぶ」方式です。この方式は、手続きの公平感が生まれ、相手を満足させるのだそうだ。

この書籍からいえることは、普段からこの種のことをトレーニングしておかないと、いざ交渉といった場面で使えないということです。些細なことでも意識するだけでも随分違うかもしれませんね。




【2005/12/18 15:56】 | 組織行動
トラックバック(0) |
このごろどこの企業でも取り組みが活発になっているのが、メンタルヘルス。仕事をしているうちに、組織の壁や社会の矛盾にぶち当たって自分の存在価値を見出せなくなりうつになってしまう心の病を自ら自覚すると同時に企業として認識させて改善させていく活動です。私の友人から、精神的に壊れて出勤できなくなっている人が増加していると複数の方から聞く機会がありました。世の中でも、うつ病が増加しているんですね。私も決して他人事ではないと思うようになりました。

私が勤務している会社でも、現状認識をするべく、メンタル意識調査がありました。質問数が全部で400項目。回答するにも30分以上かかる内容です。調査内容は、職場領域、身体領域、精神領域、性格領域の4つの領域ごとに尺度を設けて分析してフィードバックがあります。質問項目には、同じような内容の質問が繰り返し出てきたり、上司・部下との関係、転勤など仕事のことはもちろんのこと、性癖、家族との関係など生活全般に及ぶ内容になっています。心理学者ではないので、どの項目がどのように因子として解析されるのか全く分かりませんが、この調査を受けることで自覚できるきっかけになるのなら、安い費用かもしれませんね。

昨今、企業がこういったメンタルヘルスに取り組むようになったのはなぜなのか?人事系コンサルタントの方の見解では、「人は企業にとっても貴重な財産なので大切にしていく必要がある」という主旨のコメントが返ってきます。しかし、最近になって特にこの種の対策に企業が取り組むようになったのかを不思議に思うようになりました。

少し調べてみると、平成12年3月24日の電通事件の最高裁判決がきっかけとなったようです。この事件では、従業員が、入社後2年目の夏、長時間労働が続いた後イベント終了後に自殺。結果的に、会社側が陳謝し、賠償金1億6,800万円を支払うことで和解成立。裁判になった場合、今後はラインの責任者はメンタルヘルスに関する最低限の知識をもっていること、そして事業主はその知識を付与することが当然の義務としてその責任を問われることになったからです。

企業も個人の精神的衛生面まで配慮しないといけない時代になってきたんですね。苦境に立ち向かったり、その壁を乗り越えられるだけのタフさが求められていることは「当然」と思っていたのですが、そうではないということを改めて認識しました。

メンタルヘルス研究所によると、心の病は小さなコミュニケーションが大切だと指摘しています。普段からの会話が如何に重要かを考えさせられます。

【2005/12/15 01:57】 | 組織行動
トラックバック(0) |
人と人との物理的な距離は、心理的な影響を受けているのだそうです。恋人の同士の距離、友人との距離、とお客さんとの距離、あかの他人との距離には、微妙に差があるとのこと。
アメリカの文化人類学者であるエドワード・ホールは、人間における習慣が「密接距離」「個体距離」「社会距離」「公衆距離」の4段階によって構成されているのではないかと考えたようです。
密接距離」は極めて親しい者同士の距離で夫婦や恋人の距離です。男女が二人でいる場合、45センチ以内に入れば、まんざらでない関係にある確率が高いそうです。
個体距離」は、相手に触れるのにどちらか一方が片手を伸ばせばいい距離から、双方が手を伸ばして届く距離のこと。数値でいうと、45センチから120センチ。友人同士の距離がこれにあたる。
社会距離120センチから360センチ。仕事上の付き合いの距離です。応接室のソファーは、相手とこれくらいの距離があると落ち着くのだそうだ。
公衆距離」は360センチ以上。この距離にあるとほとんど無関係と考えてよい。

45、120、360という3つの数値で心理的距離が測れるなんて便利ですね。竹内一郎さんによると、演劇の世界では、この距離をスムーズに変化させていくことで見事な役作りができるのだそうです。

ビジネスでは、適切な距離が必要で、相手に近づきすぎないことが重要ですよね。エドワードの説でみると、120~360センチ。決して、120センチ以下に入らないことが、適切な関係を保てるのかもしれません。恐らく談合をしている担当者同士は、120センチ以下の範囲いるのかもと想像してしまいました。反対に祇園や新地のママは、45センチの距離をビジネスに活かしているのでしょうね。

この3つの数字は、覚えておくと便利ですね。

【2005/12/11 18:13】 | 組織行動
トラックバック(0) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。