様々な意思決定の支援をお仕事としている者が書いたブログです。お仕事やプライベートを通じて、気のついたこと、ハッとしたこと等を書き留めています。
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昨日、あるフォラムで堀場製作所の最高名誉顧問である堀場雅夫さんのお話をお聞きすることができました。堀場さんは、あらゆるところで講演なさっているほか、「出る杭になれ」「いやならやめろ」という書籍を書くなど、多方面で活躍さています。京都のベンチャーの目利き委員もなさっているようです。

今回の講演は、「21世紀の研究開発」というテーマでした。堀場さんの講演を生で聞くのは2回目ですが、いつも、率直な意見を述べられ、今回もなるほどと思う内容が多かったです。

例えば、産業と官業の連携についてですが、もう昔と違って、企業の研究開発部門と大学の研究機関との壁がなくなりつつあるということ。大学が民間に指導するという時代ではないということのようです。確かに、大学側の質の低下も言われていますものね。共同で進め、お互いにWIN-WINになるように貢献していく必要があるとのこと。お互いがイコールパートナーとして、推進していくことが成功の秘訣だとおっしゃっていました。

また、技術屋は、個別技術を極めるだけでなく、大きなバックグラウンドを意識しないといけないとおっしゃっていました。例えば、デファクトスタンダード。これは、物すごい怖いとのこと。通貨で言えばドル、言葉で言えば英語、西欧との取引で言えばISO、年号で言えば西暦、パソコンで言えばWINDOWSなどなど。明文化されていないけど、その壁をクリアしないと土俵に入れないことが山ほどある。こういったデファクトスタンダードを握ることが一番利益を多く得られるとのことと述べられていました。現に、堀場製作所の例でも、分析機器は数百種類あるようなのですが、個別に原価計算すると、ほんの数種類しか儲かっておらず、その支えている製品は、世の中のデファクトを握っている商品が多いとのこと。

世界マーケットを狙うなら、世の中の大きな動きに目を向けないと、いくらいい商品を作っても、勝負に負けるようです。そういう意味でも特許は重要だということですね。

そういえば、DVDの方式もこの種の話ですね。そのフォーラムでは、東芝組の負けで、松下組の勝ちとおっしゃっていました。

非常に参考になるお言葉を聞くことができ、充実した日でした。

【2005/10/23 23:14】 | 経営戦略
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