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鈴木敏文会長に値下げの理由を聞いた記事が、日経新聞に掲載されていた。SEJが清涼飲料の値下げに踏み切ってほぼ1ヶ月。売上は、二桁に増加しているようだ。理由は以下のように語っている。

「清涼飲料を巡る不当な取引慣行を変えるきっかけとしたかった。飲料メーカーは、今、コンビニには高く、スーパーなどの安売り店には、粗利益を保証して安く商品をおろしている。取引量に応じた値引きではなく、業態によって仕入れ値に不自然な差がついている。こんな取引がまかり通るのは日本だけだ。この結果、同じペットボトル飲料が安売り店では100円、コンビニでは140円前後となり、消費者からコンビニは、暴利をむさぼっていると見られる。飲料を代表にコンビニ商品の割高印象が広がりかねないので売り筋商品の価格を我々負担で下げた。メーカー側にもこれを機に取引慣行の見直しを考えてもらう。」

一見筋が通っているようなコメントだが、メーカー側から見ると、売れ筋以外の商品は、メーカーの利益をむさぼりとるような初期導入のミッションダウンの要求及び商品の改廃。1ヶ月~2ヶ月で消えていく商品が多く、メーカー側は、ほとんど利益が出ていないのも事実。やっとの思いで売れた商品を狙い撃ちされたらたまったものではない。100円売りをしている店では、コンビニほど日付にうるさくないし、定番カットの仕打ちはやってこない。これを不当な取引慣行というのは、疑問だ。単純に値段だけを比較するのは、強引過ぎるような気がする。それをコンビニは、言い続けていたのではないか?

また、タイミングがいやらしい。原油の高騰で、ペットボトルやキャップなど容器の価格が上昇可能性が高く、メーカー側は、むしろ値段をあげたいところである。原油の高騰で、素材メーカーは、価格転嫁をしてきているので、あとは、どの段階まで値段を転嫁するかという攻防だったところに、この値下げ。SEJをきっかけにあらゆるコンビニが値下げを行った。特に「おーいお茶」はかなりダメージ受けるだろう。

とはいいながら、ほぼコンビニのいうとおりにしないと生き残っていけないのが、この業界の動き。更にコストダウンをするには何が必要かを考えないといけない。

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【2005/10/02 23:43】 | 経営戦略
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