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最近、日経新聞の広告欄や雑誌など、ベストセラーでよく紹介されている書籍「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を買いました。ベスト1になっている本は、ものすごく気になりますね。
さて、この書籍を読んでいて、小さな事業に対する私なりの想いを述べます。

このさおだけ屋が潰れないという身近な疑問の回答として、著者の山田真哉氏は「さおだけ屋は、初期投資のかからない副業であり、仕入れの費用がゼロである。」と述べています。この回答について、さおだけ事業を自分の会社の子会社や事業部に照らし合わせて考えてみました。

本業の金物事業からすると「さおだけ事業」は、売上規模が数桁も少ない事業です。本業からしてみれば、この事業の損益なんてどうでもいいですね。このちっぽけな「さおだけ事業」を将来成長させていくのか、それとも、金物事業の促進効果としてみるのか。このことは、管理会計的に非常に重要なことです。実際に、さおだけを仕入れるのにも費用は発生しますし、それを販売するためには、営業マンの人件費がかかります。一昔前の管理会計では、この事業毎(セグメント毎)の損益計算を十把ひとからげに捉えることが多かったです。しかし、産業の高度化が進んでいる現在では、極力、要した事業に賦課する仕組みが求められています。

本当に事業を成長させていくと考えるのなら、売上規模が大小にかかわらず、セグメント毎に、損益を見ていくことが正しいでしょう。

つまるところ、副業としてどんぶり勘定で見ているうちは、本当に事業を成長させ、独り立ちさせることができないということです。このさおだけ事業も、経営者の考え方次第で、本業を上回る収益を得ることができるかもしれません。
小さな子会社や事業部も、固定費の戦略的配分の考慮する時期は必要ですが、毎年その成長に応じて見直し、小さな事業を独り立ちさせていく必要性があるように思っています。いつまでも甘えている事業があって、なかなか是正してもらえないのが悲しい現実です。皆さんの周りにもそういった事業がありませんか?

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問からはじめる会計学」 山田真哉(2005)光文社新書 ¥700


さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

【2005/06/01 21:06】 | 管理会計
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