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雪印乳業の食中毒事件以来、新聞の社会面の社告欄に毎日目を通すようになりました。あの日以来、わが身になるかも知れないと、つい同情してしまうことも多いですが、個人的には、未だに、その余波が続いているような気がしてなりません。つい先日も、たかなし乳業でも製品回収騒ぎがありまし、敷島製パンでもありました。その内容を見るべく、ネット上を検索していくと、ここ10日間でも4社の回収事件が発生していることがわかりました。この状況を如何に見るべきか?日本の品質管理システムが悪くなったと考えてよいだろうか?

東京都は、昨年11月から製品回収報告制度という仕組みを条例で規定しており、東京都内で製品回収を行った場合に、報告を義務付けています。過去14日間の届出については、ネット上で公開されています。大阪府も同様に製品回収の状況を公開しています。

これらの状況をみると、特に食品業界においては、如何に回収騒ぎが多くなっているかがよく分かっていただけると思います。

ここで、問題となるのが、公共機関への届出タイミングと社告等のマスコミへのお知らせするタイミングです。たかなし乳業の場合、東京都の届出は、6月30日であるのに対して、HPでお詫びの掲載は、7月7日。この7日間を一体どのように過ごしていたのか?

HPをみるとたかなし乳業の原因は、委託先であるくみあい乳業で不良を発生させてしまったことのようです。たぶん、原因がすぐに解明できなかったからかも知れません。特にたかなし乳業のHPのお知らせは、一見、自分たちは悪くないよといったニュアンスに受け取ることができます。委託先と責任の擦り付け合いがあったのだろうか?詳しい状況は、想像にすぎませんが、HPに掲載するタイミングとしては、あまりにも遅すぎるような気がしますね。

最近の製品回収の多い理由を私なりに考えてみると以下の3項目がありそうです。
①回収騒ぎが起こった時に、製造担当のみの責任できなくなり、経営陣が矢面になることが避けられないということが一般的認識になった。従って、今まで、海面下に隠れていたことが、表にでてきた。
②未だに他人事と思って、品質管理や工程改善に力を入れていない企業が存在する。
③コスト競争を優先して、品質管理を二の次にしてきた。

今回の件も常にわが身だったらどうするかという危機意識が大切だと考えます。そういった細かい対応が流通への信頼アップとなったり、工程改善に繋がったりするものです。未だに止まらない製品回収に早く歯止めをかけたいものです。
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【2005/07/07 22:47】 | 経営戦略
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