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 吉本の漫才コンビ島田紳介・松本竜介について吉本興業が製作した収録版DVD「紳竜の研究」を見ました。コンビ解散以降、「サンデープロジェクト」や「行列のできる法律相談所」などの司会業、更には「クイズ!ヘキサゴンII」の番組から羞恥心をプロデュースするなどテレビ番組で味を出している島田紳介さん。この人の頭の良さに以前から驚いていましたが、改めて研究してみるといろんなことが分かってきました。このDVDの第二章・・手段の部分は非常に勉強になります。この部分はお勧めです。

まず、第一に島田紳介さんは、真のマーケッターですね。その理由は、漫才を行っていたときからその片鱗がありました。自分たちの漫才に対する客のターゲット相は、20歳~35歳の男性ということをはっきりさせていた。そのころの漫才は、梅田花月に来場される顧客は大半が年配者。ターゲット相は非常に少ない。しかし、そこのピンポイントに深く支持されるようなネタを話していました。また、先輩の漫才を分析して、なぜよくウケるのかを研究していたとのこと。あのヤンキースタイルの漫才をしていた頃、私は高校生前後だった記憶がありますが、全然気づきませんでした。

二つ目に、相方に仲のいい人を選ばなかった。自分の漫才の理想像を掲げて、それを理解してもらえる人を探した。つまり、好き嫌いで相方を選ぶのではなく、自分に必要な相方として竜介を選んだ。そして、更に驚いたことに、漫才コンビを始める前から自分たちのネタは10年持たないということに気づいていたこと。結局、紳介・竜介は8年でコンビを解散する結果となるのですが、この紳介の先見性は目を見張るものがあります。

三つ目に、紳介さんは、仕事に対する誇り、才能、努力をフルに使う。勝負にでるまでは、努力するが負ける勝負は行わない。オール巨人のモノマネを聞いて、自分はモノマネ漫才は絶対にしないと決めた話しも一つの例です。また、負けないように優れた先輩コンビ(当時はいとし・こいしや海原千里・万里)を徹底的に調べる努力をしたようです。例えば、1分間の「間」の回数、「落ち」のパターン、ウケている理由をデータにして分析していたとのこと。まさしく、これぞプロだと思いました。

四つ目に、これは、私の解析ですが、紳介さんは、直接話法の利用と「例え」が上手です。努力という話をするときに、野球を例に使います。そして、掛布さんという有名人を出して、虎風荘(阪神タイガースの独身寮)で毎日500回素振りしていた話をし、掛布さん曰く、「素振り500回はプロ野球選手ならみんなしている努力。そんなものは当たり前で努力と呼ばない。」といい、努力の定義が違うことをうまく伝えています。そして、この内容を、会話調で語るんですね。それが非常にリアルに感じる技です。

最後に、紳竜の研究を見て、自分は、無駄な力を使っておりロスが多いように感じてしまうと共に、何を磨くべきかを改めて考えさせられました。大事なところは基本、漫才でいえばリズム。しかし、その基本が何かを私は本当に理解しているだろうかと。

他にも参考になることがたくさんあります。お勧めの作品です。

【2009/09/27 17:26】 | マーケティング
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