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本日の日経新聞朝刊で、面白い記事を発見。ファミリー経済のエコノ探偵団という特集に掲載されている記事です。パンにつけるジャムと自動車は、一見全く無関係に思えますが、これらには、共通している事項があるとのこと。

ジャムは、糖分が半分以上を占めるほど、原材料の大半が砂糖に由来しています。私も、アオハタのイチゴジャムをよく買うのですが、その糖度は、55。昔のジャムより少し甘味を抑えたタイプです。砂糖原料の生産量は、世界で1億5000万トン。そのうちトップは、ブラジルです。ブラジルでは、サトウキビを原料として、砂糖が生成されるんですね。その砂糖の相場が上昇しているとのこと。

一方、最近低公害車の普及に伴って、エタノールが自動車燃料に使われるようになっています。原油が高騰するに伴って、米国も政府が支援して、積極的にエタノールを使用する方向に動いています。特にブラジルでは、ガソリン車よりフレックス車といって、ガソリンとエタノールを混合した燃料を使う車が55%を占めているようです。

さて、ジャムと砂糖との関係、自動車とエタノールとの関係は分かりましたが、これらの関係は、どこで繋がっているのか。実は発酵プロセスで結ばれているんですね。ブラジルのサトウキビ原料処理メーカーは、サトウキビから砂糖を生成する方が高く販売できるか、それとも、サトウキビから得た糖蜜を発酵させてエタノールを生成させる方が高く販売できるかを選択するんです。今では、エタノールが、燃料用に使用されて、需給が逼迫しているので、砂糖を生成するより、エタノールの方が高値で売れるんです。したがって、粗糖の生産量が低下し、砂糖が高騰し、ジャムが高騰するとのこと。この影響でエタノールも高くなっているのです。

原油高騰が、こんなところに影響しているなんて想像できないかもしれませんが、身の回りのあらゆるところで、原料の高騰の歪が価格に現れているように思います。原料高の状況で如何に儲けるかが、どこの企業も求められている課題だといえます。

【2006/06/04 23:13】 | マーケティング
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