様々な意思決定の支援をお仕事としている者が書いたブログです。お仕事やプライベートを通じて、気のついたこと、ハッとしたこと等を書き留めています。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

阪急と阪神の経営統合がいよいよ最終段階に入ってきた模様。阪急HDがだしたニュースリリースによると、この統合により、
①バスやタクシーの充実
②ICカード活用による需要喚起
③鉄道・バス運営体制のコスト削減
④不動産事業におけるプロパティマネジメント事業の連携
⑤不動産・流通事業の収益向上
⑥駅前再開発や沿線のマンション事業での積極的な展開による沿線人口増加にともなう都市交通事業の需要喚起
⑦重複する各種事業の連携・協同によるシナジー効果
の項目をメリットとしてあげています。

よく見ると、①~⑥の項目は、⑦に言葉につきますね。中でも一番大きな効果がでるのが、経営統合により、阪神電鉄、阪急電鉄の間接部門が集約されて合理化されていくということです。特に、阪神電鉄の間接部門には10月に嵐の人事異動が待っているでしょう。阪急という官軍が押し寄せてくると立ち退かざるを得ない状況ですね。それは、同時に発表された役員人事をみれば、分かります。阪神電鉄の役員は、16人いたのに監査役を除いて6人しか残っていません。その6人の内訳は、社長室部長、人事部長、経理部長、総務部長、社長室長、鉄道事業本部長です。鉄道事業以外、阪神の事業推進系の経営者は要らないということですね。5人はM&A後の整理が済めばお役ご免といったところでしょうか?このあたりの人選って難しいですね。

1年前には、阪神電鉄の社員は、こんなことが起ころうとは夢にも思わなかったのかもしれません。村上ファンドが登場しなければ、こういった事態が発生しなかったのにと考えるか、いづれ時間が経てば、再編が起こったと見るべきか。私は、どちらかといえば後者だと思いますが、恐ろしい結果です。一方で、阪急がTOBに成功した場合、どういった事業再編を打ち出すかが見ものです。

明日はわが身と思って、気を引き締めなくては。。。

【2006/05/29 23:12】 | 経営戦略
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。