様々な意思決定の支援をお仕事としている者が書いたブログです。お仕事やプライベートを通じて、気のついたこと、ハッとしたこと等を書き留めています。
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本日は、大学の学部時代にお世話になった先生の退官記念講演。久々にコーヒーやイネなどの作物の組織培養の講義を聴くことができました。改めて、講義を聴いてみて、分かったことが3点。
一つ目は、自分が如何に学生時代に勉強していなかったかということ。本当に入口の部分しか知らなかったのだと痛感しました。雑学も含めてもっと周辺の知識を知りえる機会があったなのに無駄な時間を過ごしていたと反省しました。先生の講義は、決して生徒には親切な内容とはいえないですが、自分が興味をもてば、もっと深く理解できていたと気づくことが多々ありました。

二つ目は、研究を志す人は、同じテーマで選んでも、選択する素材(作物)によって、得られる結果が異なるということ。植物ホルモンのメカニズムを把握する上で、先生は、自分の選んだ作物が偶然良かったと仰っていましたが、それは、運だけではないような気がしました。何か、不確実であるが、選択した理由があったはずです。その不確実さを読み取る力が必要とされるのかなと思いました。それには、観察力、類推する力、文献検索力など複数の能力がいるのでしょう。さすがとしかいいようがありません。

三つ目は、専門家は、素人に分かるように説明する必要があること。自分だけが理解していては、せっかくいい研究をしていても、評価されない。自己満足型の研究は、費用がついてこないということです。この研究にもっとお金を出して欲しいと思うのなら、出資者の目線に立って語る必要性があるように思いました。大学も独立行政法人になって、この手のことを意識するようになってきていますが、まだまだですね。相手が素人だから、自分だけ分かればいいというのは、危険ですね。そういったことをもっと教える科目があれば、もっと理系の学生の質があがると思いました。

43年間も大学で生活でき、一つのことに打ち込めるなんて中々出来ないことです。執着心をもって仕事をする重要性を改めて実感しました。

【2006/03/04 23:59】 | 気付き
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こんにちは。お久しぶりです。退官記念講演出席されたんですね。私は残念ながら行けなかったのですが、ここでその様子が伺えて良かったです。大学時代の講義、今聴くと色んな側面から捉えられそうですね。私も仕事柄、研究者以外の方々(素人?一般の方々?)へいかにわかりやすく説明し、仕事の意義を伝えられるかとても心がけています。ご指摘のように、この点は企業にいたころのほうがずーっと鍛えられました。私が進学した大学院でもわかりやすく説明することについて、かなり重点を置いていましたが、まだまだ先生や研究者によって意識が様々なような感じです。(ときどき、えーっこれじゃ全然話がわからん!っていう講演を聴くとがっかりします。。。)

返事が遅くなりました
Big Voice
相手に伝えたいことは、何か?それを自分の頭の中で整理して、言葉を選ぶ作業が重要なんですね。少しの言葉の使い方で、同じコンテキストをもったプレゼンでも、受ける印象が大きく変わります。私自身も誤解を生まない表現を使えるようになってくると、実力がついてきた思う事が多いです。

企業にいると
ぜうピ!!
いろんなことが鍛えられますよね。
プレゼンのスキルもそう。
私も同じ退官記念講演に出席しましたが、やはり一番言いたかったことは何なのかを聞きたかったです。
結局、どういう研究、どういう結果を出されたかを話されたのですが、そこから何を得たのか、その中から何を聴衆に伝えたいのかが無かったように思います。
この辺りは企業にいると本当に鍛えられます。
それができないとある意味『終わり』ですから。

目的意識の違い
Big Voice
研究者は、研究すること自体が目的になっているように感じました。大学上がりの若手の技術者がよく陥っている現象です。ところが、我々企業に勤めるものは、研究自体が目的ではなく、研究から得られるアウトプットが、如何に業績やプロセス改善、新規商品、新規事業などにつなげるかが重要なテーマです。アウトプットのオリジナリティーだけに焦点を絞っている研究者との違いを痛感しますね。

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この記事へのコメント
こんにちは。お久しぶりです。退官記念講演出席されたんですね。私は残念ながら行けなかったのですが、ここでその様子が伺えて良かったです。大学時代の講義、今聴くと色んな側面から捉えられそうですね。私も仕事柄、研究者以外の方々(素人?一般の方々?)へいかにわかりやすく説明し、仕事の意義を伝えられるかとても心がけています。ご指摘のように、この点は企業にいたころのほうがずーっと鍛えられました。私が進学した大学院でもわかりやすく説明することについて、かなり重点を置いていましたが、まだまだ先生や研究者によって意識が様々なような感じです。(ときどき、えーっこれじゃ全然話がわからん!っていう講演を聴くとがっかりします。。。)
2006/03/07(Tue) 07:09 | URL  | Pin #-[ 編集]
返事が遅くなりました
相手に伝えたいことは、何か?それを自分の頭の中で整理して、言葉を選ぶ作業が重要なんですね。少しの言葉の使い方で、同じコンテキストをもったプレゼンでも、受ける印象が大きく変わります。私自身も誤解を生まない表現を使えるようになってくると、実力がついてきた思う事が多いです。
2006/03/19(Sun) 11:28 | URL  | Big Voice #-[ 編集]
企業にいると
いろんなことが鍛えられますよね。
プレゼンのスキルもそう。
私も同じ退官記念講演に出席しましたが、やはり一番言いたかったことは何なのかを聞きたかったです。
結局、どういう研究、どういう結果を出されたかを話されたのですが、そこから何を得たのか、その中から何を聴衆に伝えたいのかが無かったように思います。
この辺りは企業にいると本当に鍛えられます。
それができないとある意味『終わり』ですから。
2006/03/19(Sun) 23:21 | URL  | ぜうピ!! #-[ 編集]
目的意識の違い
研究者は、研究すること自体が目的になっているように感じました。大学上がりの若手の技術者がよく陥っている現象です。ところが、我々企業に勤めるものは、研究自体が目的ではなく、研究から得られるアウトプットが、如何に業績やプロセス改善、新規商品、新規事業などにつなげるかが重要なテーマです。アウトプットのオリジナリティーだけに焦点を絞っている研究者との違いを痛感しますね。
2006/03/21(Tue) 08:20 | URL  | Big Voice #-[ 編集]
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