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プロ野球も交流戦が終わって、ペナントレースの本格的な戦いが始まろうとしていますね。前半戦や交流戦を通して、選手にそれほどお金をかけていないロッテが躍進しているのは何故なんだろうと不思議に思ってしまう。
これと同じようにメジャーリーグでもオークランド・アスレチックスという球団が、ここ5年くらい強いのはなぜかということが話題になっている。

ウォルター・ハース・ジュニアという大金持ちが、1995年に死去して以来、この球団は、大きく体質が変わり、今ではまさにビジネス集団に変貌している。

1991年には、メジャー球団で選手の総年俸が一番高かったのに対して、2000年には30球団中24位とほとんど選手にお金をかけていない。限られた資源の中でやりくりしても、その年は、91勝70敗の成績。以降も毎年90勝以上を挙げている。

アスレチックスの重要視している指標は、打率でもないし、本塁打でもない。打点でもなければ、盗塁でもない。ピッチャーで言えば防御率、勝ち星でもセーブポイントでもない。ならば、一体、何を重視しているのか?
この球団が重要視しているは、打者なら出塁率と長打率ピッチャーなら、被本塁打、与四死球、奪三振である。考え方は、打者なら如何に得点につなげられるか。ピッチャーなら野手の動きにかかわらず、如何に相手に得点を与えないかということだ。この隠れた指標を発見したのは、1995年以降GMとなったアンダーソンであり、その次にGMとなったビリー・ビーンである。彼らは、野球界に確率論を持ち込み、それまで趨勢だった主観的な判断を是正していった。

一般のビジネスの話でも、こういった隠れた指標を見つけることはとても重要だ。売上を一番多く上げた社員が一番優秀かと言えばそうではない。実は、単に担当している市場が大きいだけとか、前任者が布石を打っていただけとか、ラッキーな面もある。経営者は、この間違えた指標で評価して、限られた資源を使用していたりしないだろうか。メジャーリーグの野球界で起こった実話は、投下資本利益率を如何にあげるかというヒントを与えてくれそうである。

マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男 
マイケルルイス(著) 中山宥(訳)

マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

【2005/06/19 18:39】 | スポーツ
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