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影響力の武器を示す6つのカテゴリのうち、「Social Proof」という単語が、一番ピンと来なかったです。訳すと社会的証明ですが、一体どんなことなのか?

この社会的証明の原理とは、他人が正しいと考えていることに基づいて物事が正しいかどうかを判断することなのです。みんながやっているから、俺も、その通りにするといった行動の論拠には、この性質が使われていたんですね。俗に人に流されやすいと言われる人は、この影響力を受ける傾向が強いということです。本では、録音笑いや犬を恐ろしがる子供の対処方法、街中で起きた女性殺人事件の通報者の話などが取り上げられていました。例を見れば見るほど、その影響力がよく理解できます。

特に、殺人事件の件については、現代の都会生活に起こりがちな内容にうなづきました。多くの人が、殺人現場を見ているより、限られた人間が現場にいる方が、通報される確率が高いということ。群集では、集合無知の効果という現象が起きるようです。何となくイメージでは持っていましたが、心理学的にも立証されているですね。

この原理が、特に効果的に作用する条件とは、不確実な状況に置かれたときです。気持ちが疑心暗鬼になって、自身がもてない、そんな時には、他人のとった行動が頼りになるのでしょう。しかも、自分と非常に類似した特性を持つ人には、この影響が著しいということ。類似性は、他人の行動まで変えてしまう可能性があるんですね。
猿真似が上手といわれた日本人は、この傾向が強いのかもしれませんね。

プロモーションで、はやりの有名人を使うことは、暗にこの種の武器を使っていたんですね。キーワードは、他人の行動、自分との類似性、不確実さです。この種の現象をうまく使うためにももう少し理解を深める必要がありそうです。


【2006/01/13 01:40】 | マーケティング
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