様々な意思決定の支援をお仕事としている者が書いたブログです。お仕事やプライベートを通じて、気のついたこと、ハッとしたこと等を書き留めています。
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ある限られた事実の中から、仮説を設定して、事業の将来を予測するというスキルは、経営者にとってとても重要です。しかし、この予測するということはとても難しいものです。記憶力が抜群で、数字を片っ端から思えている方は別として、凡人が、こういった予測作業をする際に必要な要件は何か?私が、よく使っている手法は連想です。これは、可能な限り、調査したい現象に近い事実を発見し、それから派生的に連想・推理することです。この作業は、業界に素人の方にでもできる手法なので、汎用的に使えると思っています。

昨日発表になった、サントリー社の天然水工場新設の例をとって、サントリー社がこの投資を慈善的に行ったのか、それとも、メリット計算をしっかりしている投資かを見極める、つまり90億円の投資規模の適正をみることとしよう。まず、最初に断っておくが、私は、この件に関して、全く無知なので、ゼロベースで考えてみます。

事前に分かっている情報は、この公式HPの情報とあと、インターネットで検索できる情報のみです。あなたなら、どういった方法で、この投資を見極めますか?

ちなみに私が行った手順は以下の通りです。
①鳥取県へ投資するに至った背景の調査
②メリット計算をする上で必要な要素項目のピックアップ及び要素データの収集
③要素データを組み合わせて、総合的に判断する

本日は、上記の①の部分だけにふれることとしよう。
①-A サントリー社の天然水の生産拠点は、公式HPにある通り山梨県甲斐駒ヶ岳と熊本県阿蘇山の2箇所。日本地図をじっと眺めてみると、鳥取県は、山梨と熊本のちょうど中間的なポジション。どうやら、関西という大消費地に近い工場を設置して、物流費のコストダウンを図りたいのかなとぼんやり考えた。

①-B googleで「山梨県 ミネラルウォータ」と入力して検索すると
山梨県が独自の地方税を目論んでいることを発見。何だか、地方税の増税問題で、山梨県で極力生産したくないという思惑があったのではないかと推測。

①-C 新工場を設置する江府町だけでなく、鳥取県とも天然水事業用地取得の合意を交わしていることに注目。この片山善博県知事は、知事の中でも改革派で知れ渡っている大物政治家。何か、地方改革と繋がりがありそうだ。ひょっとして、補助金がたっぷりとでているかもと推測。

①-D 「大山」という全国でも認知度が高いブランド力は、非常に魅力的と感じたのではないかと推測。

これらABCDが鳥取県進出に至った主要因と考えた。

つづきは明日以降に述べます。

【2005/06/16 20:23】 | 経営戦略
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