様々な意思決定の支援をお仕事としている者が書いたブログです。お仕事やプライベートを通じて、気のついたこと、ハッとしたこと等を書き留めています。
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このごろどこの企業でも取り組みが活発になっているのが、メンタルヘルス。仕事をしているうちに、組織の壁や社会の矛盾にぶち当たって自分の存在価値を見出せなくなりうつになってしまう心の病を自ら自覚すると同時に企業として認識させて改善させていく活動です。私の友人から、精神的に壊れて出勤できなくなっている人が増加していると複数の方から聞く機会がありました。世の中でも、うつ病が増加しているんですね。私も決して他人事ではないと思うようになりました。

私が勤務している会社でも、現状認識をするべく、メンタル意識調査がありました。質問数が全部で400項目。回答するにも30分以上かかる内容です。調査内容は、職場領域、身体領域、精神領域、性格領域の4つの領域ごとに尺度を設けて分析してフィードバックがあります。質問項目には、同じような内容の質問が繰り返し出てきたり、上司・部下との関係、転勤など仕事のことはもちろんのこと、性癖、家族との関係など生活全般に及ぶ内容になっています。心理学者ではないので、どの項目がどのように因子として解析されるのか全く分かりませんが、この調査を受けることで自覚できるきっかけになるのなら、安い費用かもしれませんね。

昨今、企業がこういったメンタルヘルスに取り組むようになったのはなぜなのか?人事系コンサルタントの方の見解では、「人は企業にとっても貴重な財産なので大切にしていく必要がある」という主旨のコメントが返ってきます。しかし、最近になって特にこの種の対策に企業が取り組むようになったのかを不思議に思うようになりました。

少し調べてみると、平成12年3月24日の電通事件の最高裁判決がきっかけとなったようです。この事件では、従業員が、入社後2年目の夏、長時間労働が続いた後イベント終了後に自殺。結果的に、会社側が陳謝し、賠償金1億6,800万円を支払うことで和解成立。裁判になった場合、今後はラインの責任者はメンタルヘルスに関する最低限の知識をもっていること、そして事業主はその知識を付与することが当然の義務としてその責任を問われることになったからです。

企業も個人の精神的衛生面まで配慮しないといけない時代になってきたんですね。苦境に立ち向かったり、その壁を乗り越えられるだけのタフさが求められていることは「当然」と思っていたのですが、そうではないということを改めて認識しました。

メンタルヘルス研究所によると、心の病は小さなコミュニケーションが大切だと指摘しています。普段からの会話が如何に重要かを考えさせられます。

【2005/12/15 01:57】 | 組織行動
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