様々な意思決定の支援をお仕事としている者が書いたブログです。お仕事やプライベートを通じて、気のついたこと、ハッとしたこと等を書き留めています。
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CVSの登場により、商品のライフサイクルがますます短くなって、メーカーが困っているのが、廃棄ロス。棚落ち(商品を置く棚から外されること)すると、すぐに、この廃棄ロスが目に浮かんでしまいます。CVSの棚の入れ替えは相当早い。短い場合は、1ヶ月も置いて頂けない商品もあるとのこと。CVS自身も毎日お弁当の廃棄ロスを発生させています。

この商品の廃棄ロスは、資産価値のあるものだったのが、反対に減耗費となって、マイナス計上しないといけないのだ。おまけに、廃棄するためにも、処理費用がかかったりして、性質が悪いです。受注生産ではなく、見込生産を行わないといけない産業は、かなり、このロスに悩まされているのではないでしょうか?

市場が右肩上がりになっていると同時に、企業が成長している時は、こういった廃棄ロスには、目が行き届かないものです。また、企画側にとっては、都合が悪い内容であり、現実に目を向けるのもいやになる事項です。伸びている企業とそうでない企業との差は、意外とこういったことにあるのかもしれません。

社内で、こういったくさいモノに一番目を向けているのは、在庫を管理している物流セクションです。この現実を直視している物流セクションに問題意識がなければ、会社は不良資産の山となります。あるいは、そのセクションに問題意識があってもその部署の声を聞く耳を持たなければ、解決できる事柄も、解決不可能となるものです。

トヨタが30年以上も前にジャスト・イン・タイムを導入して、いち早く効果を挙げたのが、この廃棄ロスのムダです。このムダも意外と社内のセクショナリズムから発生する情報共有のなさが原因であることも多いです。営業担当者のちょっとした情報投入漏れや間違いが、大きな不良資産を生産しているなんて、想像できる営業マンがもっといればいいのにと思うのが悲しい現実です。

いずれにしても、廃棄ロスを削減するためには、安易に情報システムを投資するのではなく、先に社内でやるべきことが山ほどあるケースが多いのではないでしょうか。



【2005/06/13 19:25】 | 管理会計
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