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本日は、いつもMBAメンバーでの勉強会。今回は、外部講師による中小企業向けのバランス・スコアカード(BSC)のお話を聞くことができました。この方は、かつてNECでソリューション事業を行っておられた方で、自ら起業し、営業創造株式会社という24名の小さなベンチャー企業の社長をなさっている伊藤一彦さんです。営業創造は、ソニーのbit-driveの代理店業務を行っていたようなのですが、今は管理会計系のソフトも扱っています。彼が開発したバランス・スコアカードに関するソフトウェアは、1つ30000円と低価格の割りには結構優れものでした。従来のソフトウェアと異なって低価格なので、お試しで買ってみることができる面白いソフトです。現在、コンサルタントや公認会計士、大企業の事業部門長に販売実績があるとのこと。初めて、作成してみようと思う人には使える可能性があるソフトです。簡単に言えば、事業計画付き予算PL作成ソフトといったところです。

今までにないところといえば、バランス・スコアカードで作成する時に数値化する成果指標(彼は業績評価指標と呼んでいました)を約1600ほどサンプルで用意していること。この指標は作成者にとってどれがいいのか悩むものです。また、戦略を策定する時にクロス分析をできるようにしているところに工夫の跡が見られました。初めて体験する人にとっては便利に構成されていました。

ただ、個人的には、BSCを導入するのに専用ソフトウェアがいることに懐疑的に思ってしまいました。なぜなら、こういった支援ツールを使うと、その枠組みの中でしか発想できなくなってしまう可能性があるからです。最小限に必要なソフトはエクセルとパワーポイントで十分かもしれません。

一方で、中小企業に導入するケースは、大企業に導入するケースとは異なり、キャプランが指摘するところの本来のBSCのバランス機能(財務偏重型の是正など)が求められる分、需要があるかもしれませんね。

ちなみに、専修大学の櫻井通晴先生や早稲田大学の伊藤嘉博先生は、バランスト・スコアカードと表現するのに対して、横浜国立大の吉川武男先生は、バランス・スコアカードと表現しています。彼は、バランス・スコアカードと表現していたので、吉川先生系統かなと思って尋ねてみるとやはりそうでした。名前の表現方法で学習したリソースがわかってしまうんですね。

【2005/12/11 02:00】 | 管理会計
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バランスト・スコアカードとバランス・スコアカード
澤根哲郎
「バランスト・スコアカード」と「バランス・スコアカード」の呼称の違いですが、一般的に学問的なものはバランスト・スコアカード、実務的なものはバランス・スコアカードを使っているように思っています。その中で吉川先生だけ特異であると思っています。アマゾンで「バランス・スコアカード」で検索してみるとよくわかります。
ちなみに、私は、吉川先生系ではありませんが、自著では、実務書であるため、バランス・スコアカードの名称を使いました


Big Voice
澤根哲郎さま

はじめてのコメントありがとうございます。
ブログを拝見させていただきましたが、素敵な内容になっていますね。
今後ともよろしくお願いします。

>一般的に学問的なものはバランスト・スコアカード、実務的なものはバランス・スコアカードを使っているように思っています。
英語が、Balanced Scorecardなので、素直に発音すれば、バランスト・スコアカードになるのではと思った次第。表現が統一されていれば、問題ない話のレベルだと思いますが、Kaplanの書が吉川先生によって、最初に翻訳されているので、その影響は大きいです。そのためか、昨今、多くの書籍をみて、表現が異なっているに違和感を覚えた次第でコメントしました。

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バランスト・スコアカードとバランス・スコアカード
「バランスト・スコアカード」と「バランス・スコアカード」の呼称の違いですが、一般的に学問的なものはバランスト・スコアカード、実務的なものはバランス・スコアカードを使っているように思っています。その中で吉川先生だけ特異であると思っています。アマゾンで「バランス・スコアカード」で検索してみるとよくわかります。
ちなみに、私は、吉川先生系ではありませんが、自著では、実務書であるため、バランス・スコアカードの名称を使いました
2005/12/14(Wed) 08:37 | URL  | 澤根哲郎 #-[ 編集]
澤根哲郎さま

はじめてのコメントありがとうございます。
ブログを拝見させていただきましたが、素敵な内容になっていますね。
今後ともよろしくお願いします。

>一般的に学問的なものはバランスト・スコアカード、実務的なものはバランス・スコアカードを使っているように思っています。
英語が、Balanced Scorecardなので、素直に発音すれば、バランスト・スコアカードになるのではと思った次第。表現が統一されていれば、問題ない話のレベルだと思いますが、Kaplanの書が吉川先生によって、最初に翻訳されているので、その影響は大きいです。そのためか、昨今、多くの書籍をみて、表現が異なっているに違和感を覚えた次第でコメントしました。
2005/12/15(Thu) 07:40 | URL  | Big Voice #-[ 編集]
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