様々な意思決定の支援をお仕事としている者が書いたブログです。お仕事やプライベートを通じて、気のついたこと、ハッとしたこと等を書き留めています。
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この2週間、この耐震強度偽装問題に関連した報道ばかりが目に付きますね。この問題は、一級建築士という技術屋さんと、発注側との交渉の中で発生しており、最終顧客を無視した行為です。以前に起こった食品企業の牛肉偽装問題と何ら本質的には変わりはありません。偽装問題は、今までほとんどが食品関連企業だったのに対して、今度は、建設業界に激震が走っていますね。以前は、「うちの買っている食品(商品)は大丈夫か」といわれていましたが、「うちのビルは大丈夫か」といった問い合わせに、ゼネコンを中心に、てんやわんやなんだろうと想像します。建設業界は、恐らく食品業界でかつて起こったこの種の報道を隣の家の火事のように野次馬的に見ていたためではなかろうか?何となくそんな感じがしました。食品業界は、この種の報道過多で、流通や顧客からのリクエストにより、かなり設計品質の透明性があがり、業界全体の姿勢がよくなったと感じています。反面、柔軟に設計変更することができず、融通がきかないケースが増えたのも事実です。建設業界もこの問題の波を乗り越えるためには、価格だけではなく、設計品質に対する透明性も、戦略上必要になってくるでしょう。そうしないと生き残っていけないのでは。たぶん、こういった時に、自社で起こっているがごとく努力した企業が強いのかもしれません。

「安全」という当たり前品質に対して、無頓着な経営者が世の中には多いこと。新製品の開発やコストダウンといった前向きな施策には興味を持つが、日頃から地道に行っている「安全」という品質を軽視してはいないだろうか。これらの事件を通じて、改めて、経営者の「安全」に対する感度を上げることが求められる時代だと思いました。

【2005/12/04 16:23】 | 経営戦略
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