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いつもM&A系の報道を見るときに、買う企業側にたって見出しを作るのか、買われる側に立って見出しを作るのか、気になってみています。今回のサッポロビールとキッコーマンとのM&Aは、サッポロビールが焼酎事業参入という見出しで各社報道されています。ビール各社が揃ったという意味合いを出したかったのでしょうかね。

サッポロビールは、「トライアングル」というブランド及び酒造工場尾島製造部(所在地:群馬県太田市世良田町)を手に入れました。その結果、焼酎、合成清酒、リキュール類、スピリッツ類原料アルコールの製造設備及びパッケージング設備:ボトル(720/700角瓶)、紙パック(1.8L)、ペット(1.8L/2.7L/4L)、BIB(18L)と付帯設備を自社都合で稼動させることが可能となりました。

今回の事業買収価格は分からりませんが、93億円の売上が維持できないとキッコーマンは見込んだのでしょう。キッコーマンの売上増減の見込変更はないとのこと。一方、サッポロビールは、既存事業とのシナジーを期待しているかもしれませんが、営業面でのシナジーは、ほとんど難しいと思います。あるとするならば、製造面。人員も引き継ぐとありましたが、数年の命でしょうね。今回の案件は、トータル的にみてキッコーマンの方が一枚上手だった買収のように感じました。それほど、サッポロビールが苦しんでいるという証拠かもしれません。

以降サッポロビールが、この免許と施設を使ってどのような製品をだしてくるかがポイントになると思います。何かに付けても、キリン、アサヒの後追いしかしないサッポロビール。第3四半期の実績を見ると、今期の通期利益は相当落ち込むと思われますので、死に物狂いで頑張ってくるでしょうね。


【2005/11/27 00:10】 | 経営戦略
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