様々な意思決定の支援をお仕事としている者が書いたブログです。お仕事やプライベートを通じて、気のついたこと、ハッとしたこと等を書き留めています。
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9月1日にセブンイレブンとイトーヨーカ堂、デニーズが統合されて、セブン&アイホールディングスになりました。この経営統合の意図は何かというと、セブンイレブンが、親会社であるイトーヨーカ堂より時価総額が高くなるという親子逆転現象を回避することが狙いであるとよく報道されています。ところが、本当の狙いは、業績が悪くなっているイトーヨーカ堂の社員に意識改革を図るためと、鈴木敏文さんは世界経営者会議で述べています。

ヨーカ堂の社員の中に「我々は親会社である」という心の甘えを鈴木さんはどこかで感じ取ったのでしょうね。例えば、たわいもない役員同士の会話の中にそういったニュアンスを受け取ったのかもしれないし、社外の人から指摘されたのかもしれません。経営統合をした真意は知りませんが、いずれにしても、社内の硬直化を感じ取るセンサーをもっていたことは確か。このことは、トップにとって非常に重要なことです。鈴木さんがいつも毎週1500人の管理職を本社に集めて直接話をしたり、更に年に2回グループ社員8000人余りを横浜に集めて、全社方針を語っているのも浸透度が早くなるためだという。

しかし、裏を返せば、ダイレクトメッセージが常時必要なら組織階層は不要なのかもしれません。役員、部長は何のために存在するのかとも思ってしまいます。高給をもらいながら、トップのメッセージがないと組織が動かない、そういった会社は本当に強い会社といっていいのか疑問を抱いてしまいます。実は、鈴木さんの言葉がないと動かない会社になってしまっているのかもしれませんね。パワーの強いCEOがいる会社にみられる一般的傾向です。

この会社の次期CEOに誰がなるのかによって、大きく変化してしまうかも。今後の動向を注目したいと思いました。

【2005/11/24 22:31】 | 経営戦略
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