様々な意思決定の支援をお仕事としている者が書いたブログです。お仕事やプライベートを通じて、気のついたこと、ハッとしたこと等を書き留めています。
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野村克也さんのことは、以前にこのブログでも取り上げたことがありますが、表題は、本年10月に出版された「野村ノート」に掲載されていたコメントです。中学、高校と青年期を野球と共に過ごしてきた私にとっては、目うろこが満載の書籍でした。

この書籍では、野村さんの指導者としての努力、思いやり、信念が伝わってきます。野村さんは、「監督が結果を出すことを求められるのは当たり前であるが、それ以上に選手の意識を変える教育が大きな仕事である」と述べています。監督をマネジャー、選手を社員と置き換えたら、一般的にも通じる話ですね。何も業績を上げるだけが、マネジャーの仕事ではないはず。管理職の本質を突いたコメントです。

例えば、南海時代の話で言うとプライドの高い江夏豊さんをリリーフとして起用することを説得させる時に使った「リリーフ分野で革命を起こしてみろ」という言葉、ヤクルト時代では、球速が衰えていた吉井理人さんに「シュートを覚えさたこと」、阪神時代で言えば、ロッテで使い物にならなかった遠山奨志さんに「ワンポイントリリーフから活路を見出させたこと」、非力な左打者である赤星憲広さんや藤本敦士さんに「遊撃手の頭上を狙いなさい」と指示したことで、見事に選手に気づきを与え成長させています。具体的に指導すると同時に、その裏付け理論を必ず提示している点が素晴らしい。この理論は、すべて、テレビ解説や新聞の評論をする時に勉強したものばかりだそうです。

いづれも選手の特徴を活かしながら、何とか伸ばしてやりたいという気持ちが伝わってきます。野村さんは、選手に対しても、人間として、社会人として成長させてきたんですね。最近、元ヤクルトのピッチャー(例えば荒木大輔さん、尾花高夫さん)が、ピッチングコーチとして活躍したり、ヤクルトがそんなに補強もしていないのに優勝争いに食い込んできている理由がわかるような気がしました。

野村さんは、70歳を超えてもまだ学習する意欲があるのを見て感激しました。私も年をとったせいか、最近特に野村さんの味がわかってきました。

【2005/11/23 20:52】 | スポーツ
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読み終わった本、野村克也監督の「野村ノート」です。組織論やリーダー論など、かなりタメになりそうな内容でした。「組織とは」「社会人として」「人生とは」・・・といった内容を野球の話を中心に展開してるので、野球が詳しくない人にはちょっと厳しいかも・・・。...
2005/12/02(Fri) 20:43:15 |  Thanksgiving Day
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